大切なものを

失った

弱く儚いものと

知っていた

それなのに

僕の言葉は

君にとって

凶器に

かわっていたんだね

酷く傷付けた

今更だけど

君を愛してた

大切なものを

修復するには

足りない

何かがあって

でもそれに

気付かない

僕は愚かもの

ガラスのように

激しく

シャボン玉のように

静かに壊れた

君と歩む運命

自分を呪った

君を憎んだ

縮まってゆく

僕の心の何か

お門違いな

言い訳ばかりが

僕を慰める

大切な何かは

きっと

君の中にあって

もしくは君自身で

考えても考えても

わからないし

無意味なこと

だってもう君はいない

次なんて有り得ない

今でも確かに解ること

それは

君を愛していたのに

愛せていなかった

矛盾があったこと

ただそれだけ

ごめんな