だからお互いの家に遊びに行っても、背が届かなくてインターホンが押せなかった。 しかもこんな田舎で空き巣なんかあるはずもなく、鍵をかけてる家の方が少ない。 だからインターホンも押さない。 玄関での「こんにちわー!」とか「奈那ー!」とか、叫び声がインターホンの代わりだった。 「あー....。暇だったから奈那ん家来てみただけ。ま、用事あるならいい。じゃーな!」 「え、あ、しゅ.....ん」 そう言って帰ろうとする駿を止めようとしたら、いきなり駿が振り返ったので驚いてしまった。