「駿、これ買うためにどっか行ったの?」 「あぁ。」 「ばかー!心配、したん、だか...らね!!どっか行っちゃって...さみ...しかった....んだからね!!」 そう言った私を駿は優しく抱きしめた。 「ごめん。」 「え...?」 思いもしなかった言葉に驚いて顔を上げる私。 「俺が、1言言っとけば奈那がこんなことにならなかったのに。俺がどっか行くから。ごめん、奈那。」 「大丈夫。」 そう言って、私は駿の服にしがみついた。