たくさんの木が夏風に揺られてザワザワ、ガサガサ、と音を立てていて、遠くの方でカラスの鳴き声や、色んな動物の鳴き声がする。 月明かりがあってもまわりは薄暗く、人気もない。 こんなんなら、散歩なんか来るんじゃなかった。 怖い、怖過ぎる。 あまりの恐怖に、体育座りのまま自分の体を抱きしめた。 それでも、震えが止まらない体。