大翔は、窓を全開にしてまた座り直した。










「それよりさ、大翔。どうなの?加西と。」











おれは下敷きでパタパタと自分を仰いでいる大翔に聞いた。












球技大会から仲良くなった加西と大翔。












大翔に聞いても、「いいヤツだよ。」としか返って来ない。