さっきの私の打席のときよりも奇麗な、気持ちのいい音がした。 「「「きゃぁぁぁぁぁ!!!!」」」 ベンチからは悲鳴に近い声が響いた。 駿が放ったボールはきれいな弧を描いて、なんと グラウンドの柵を越えて行った。