―――――――――――☆☆☆ 「ああ~、疲れた~」 私は大きく伸びをして、人目もはばからずに欠伸をする。 試合後の後片付けをして、欠かさずつけている日誌を書いて、やっと帰り。 校庭を横切って校門を目指す。 ふいに吹き抜けた風が頬を撫でる。 風が随分冷たくなってきた。 指先がかじかむ。 それに、昼間が短くなって空は暗くなりはじめていた。 早く帰らないとな。 「あっ」 でも、私はその時目を見開いて立ち止まった。 校門に寄りかかって、アイツが待っていたんだ。 「蓮、なんでいんの……?」