私はプイと顔を背けて、昔と比べると悪い方へ変わり果てたコイツに腹を立てながら歩き続けた。
時折聞こえる蓮の忍び笑いにまた腹が立ってくる。
だけど、私と蓮の家の近所の公園までたどり着いた。
この公園の中を通ると、家までの道が少しショートカットなるんだ。
私も蓮も無言でその中を歩く。
誰もいない夜になろうとしている公園。
青いペンキの剥げたブランコに、カラフルなジャングルジム。
なんだか懐かしい。
「ねえ、蓮、覚えてる? ここで遊んだの。いつからアンタはそうなったのかね~? 私の方がなんでもうまかったし、強かったのに」
私は、蓮よりも早く立ちこぎができたブランコの前で足を止める。
あの頃の蓮は弱虫で、ここでべそかいてた。
そんなヤツが、今はバスケ部のエースなんだから笑っちゃう。


