5ヶ月後。


「…失礼します」


「……美琴。翡翠くんが来たわよ」


「……」


夏井さんの意識は覚めることなく、月日が流れた。


「翡翠くん、いつも来てくれてありがとうね…美琴、きっと、翡翠くんの夢を見てるわ。だから、目を覚まさないのよ」


……夏井さん。


「夏井さん…」


ピクッ。


え?