「…美琴ちゃん、この度は、ほんとうにありがとう。そして翡翠を、これからも頼む」


「い、いえ…!全然いいですよ!」


下げていた頭を上げ、橘くんのお父さんは、ニヤリと笑った。


「次は、別件なんだが」


え、な、何か…嫌な予感が…


「今、翡翠とはどこまで行ってるんだ?」


やっぱりぃ!!


「ど、どこまで…とは…その…あの…」