「北条はさ、今日の部活で何か作るの?」 「ああ、俺はローストチキン」 「………へぇ、そうなんだ…私も食べたい」 「いいよ、部活終わったら持ってくよ図書館で待ってて」 高梨が喋り出す前の少しの間に、彼女をみるとうつむいているから、どうしたのか気になった。 「…どうかした?」