奇遇にも、高梨の口元にもクリームがついていて、

顔を近づけていってペロリと舐めた。


ふっと目を合わせると、高梨の顔はみるみる赤くなっていく。


「可愛すぎ」

そう呟いて、その唇に噛み付いた。

「ちょ…い、ま…け…き」

「黙って」

無理に喋ろうとする高梨の手からケーキをとりあげてテーブルにおき、さらに深いキスをする。