ふと時計をみたら、いい時間であることに気づいた。 「お昼、食べようか?」 「うん、北条の作ったもの食べながら北条の好きな事ききたい」 いちいち無邪気な君が好きだよ、なんて口が裂けても言えないけれど。 「うわ!すごい!すごい!」 客間に戻って、厨房から作った料理を運んでくると、高梨は手を叩いて喜んだ。