北条くんの日常



「どうぞどうぞ〜」

「お邪魔、します」

高梨はぎこちなく挨拶をして、俺について客間にきた。

「コート、かして」

高梨が脱いだコートをとってハンガーにかける。

「あ、ありがと」

「ちょっと待ってて、お茶いれてくるから」

「うん、ありがと」

イスをひいて高梨をそこに座らせると、お茶を入れにいった。

戻ると、高梨はDVDを何個か広げていた。