「はははは!!スカッとした!ありがと!」 「…いやいや、わたしはそんな」 「でも、ごめん、俺のせいだよね、辛い思いさせちゃって」 「いや、それはほんと全然だよ…北条くんと料理するの、楽しいし、本当に勉強になるし!」 興奮してるからかいつもより饒舌な斉藤はうちに秘めたことを話してくれた。 「わたし、栄養士になりたいの。料理は前から好きだったけど、料理部に入っていろんなものを作る度ね、こういうのってなにが栄養としてとるべきで、とりすぎないべきなんだろうって思うの。」