「北条くん、ごめんね私の注文ミスで」 入ってすぐ副部長の斉藤から声をかけられた。 「大丈夫大丈夫。買い出し行けば平気だって」 物静かだけど少しおっちょこちょいな斉藤がすごく申し訳なさそうに言ってきたから、フォローする。 「とりあえず、すぐ行ってくるからそれまで仕切っといて」 斉藤に任せて、暗くなりつつある外に向かって走った。