バスはかなり大型のようだ

運転手のオヤッサンがバスのサイドネットを開けて待っている


なるほど、ここに荷物をしまえばいいんだな!


みんなは荷物を入れていく

そして俺も最後の方に大切に荷物を入れた



『君!早く荷物を入れなさい!』



バスの運ちゃんがイラツイテいる


いったい誰なんだ!


初日から迷惑かけてるトラブルっ子は!


『すいません!後少し待って下さい!!すぐ見つかりますから!』


チッ!うちのクラスの男子のハルキじゃねぇか!


こいつはいつも居るのか居ないのか分からないヤローだ



だから皆からは確か日影のハルキ


そぉ呼ばれているはずだ


『すいませんでした!ありました』



そぉ言いながら日影のハルキは荷物を入れた


いったいハルキは何を探していたと言うんだ?


俺は少し気になった


日影のハルキの手には紙袋みたいな物が大切に握られていた


フッ何かと思えばそれだったのか


気にした俺が馬鹿だったか

所詮、日影の人間は日影の人間でしかない!!


俺のように日当たり良好になれないのだよ!


ハルキ君!!!


ハハハハハハ!!!!!