それを確認した星がバイクのエンジンをつけて、ゆっくり発進した
星の運転は安全で安心したけど、もうちょっとスピード出して欲しいな…と思ったのは心の中だけにとどめておく
そして、数十分バイクに揺られていると、海沿いに佇むでかい倉庫が見えてきた
…あたし達の倉庫の方がでかいけど、ここもでかいな…と思いながら、その倉庫の前に止まったバイクから降りた
他の奴らは一足先に着いていたみたいで、もう中に入っているらしい
だから早く、と星に促されて中に入った
すると、
男達「星さん、こんにちはー!!」
と言う声と、頭を下げているカラフルな男達が目に入った
星「うん、こんちわー!!」
と、元気よく返した星に顔を上げた男達だったが、その隣にいるあたしを見た瞬間、ぽかんと間抜けヅラになっていた
その顔を見た星は爆笑してるし…
何なんだこの状況
そりゃ、いきなり知らないヤツが来たら何なんだと思うけど…、その顔はないわ
男、しかも厳つい不良達が揃いも揃ってそんな間抜けヅラ……、気持ち悪いしか出てこない

