…まぁ、騙せねぇか


こいつらも一応全国No.1だしな…


はぁ…仕方ねぇ、こうなりゃ最終手段だ


『はぁ…、あぁそうだよ。俺の情報は一部隠されてる。それは認めるが、内容はお前らには話せねぇ。…つか、知り合った奴らに何でそこまで教えなきゃならねぇんだよ。そんな義務はねぇよな』


一応は認めたが、こう言えば引き下がってくれるはず…


瑠「…確かに、知り合ったばかりなのにそう簡単には話せませんよね…。すみませんでした」


ほらな、簡単に引き下がってくれた


柊「…まぁもうそれはいい、…だが、お前には俺らの仲間になってもらうぞ」




……は?いやいや…


俺は断ったよな?何でもう確定してるような言い方なんだよ


『…俺は断ったよな?何でそんなに俺を仲間にしたいんだよ』


一応理由は聞いときたい


柊「…俺が…いや、俺らが気に入ったからだ」


………はぁ?


それだけなのか?それだけで俺は仲間にさせられそうになっているのか?


…理由が簡単すぎて逆に言葉が出ねぇ



…はっ、おもしれぇ


ちょっとこいつらに興味が湧いてきたかも


『…はぁ…、分かった。お前らの仲間になってやるよ』


あいつらには怒られるかもしれねぇが…、こいつらなら信じてみてもいいかもしれねぇって思ったんだ


星「えっ!!??本当!?やったー!!」


瑠「よかったです。よろしくお願いします」


雷「よっしゃ!!これから楽しくなりそうだ!!」


柊「…ふっ、これから楽しみだな」


楓「…俺も楽しみ…」


それぞれにそう言われ、無意識のうちに少し口角が上がっていたことに、気付かなかった