『んじゃ、ついでに俺のバイクも久しぶりにメンテナンスするかな』
椋「って…そう言えば澪…、何で一人称が俺になってるの?いつもはあたしじゃなかった?」
俺がそう言ったあと、椋が不思議そうに聞いてきた
『あー、俺…じゃなかった、あたし、今日男子校に転校したんだよ。さっきまで男装してたから口調がそのままになってたわ』
あたしがそう言った途端、
全「はぁぁぁぁぁ!!??」
この場にいる全員が叫んだ
いつも穏やかで冷静な李斗までもが叫んでいて、ある意味びっくりした
…じゃなくて
『お前ら何でそんなにびっくりしてんだ?』
椋「だ、だって澪、転校したの?しかも男子校に!?な、何で!?澪女の子でしょ!?」
椋が何故か焦りながら詰め寄ってきた
他のみんなも怖い顔をしていた
な、何なんだ?何かあたしまずいこと言ったか?
そう思いながら、
『えーと…親父と母さんが、あたしが学校で喧嘩ばっかりするから、前の学校退学になって…でもどこの高校も受け入れてくれなくて、それで知り合いが理事長してる学校に行けって事になったんだけど、そこが男子校だったから仕方なく男装することになったんだよ』
ってか説明が長くなったわ

