想雨side



『快夜……』


澪が寝る前にその名前を呼んだ


「澪…。お前まだ…」


小さい声で俺は呟いた



お前はまだ…


闇から抜け出せてねぇのか…?


あれはお前のせいじゃねぇんだ…


お前が責任感じる必要ねぇんだよ…



澪……


早く…


心を開いてくれよ…





想雨side end