***** 並んで歩く帰り道 彼の髪が、夕日に染まる。 「‥手」 「ん?」 「手‥つないでもいい?」 それには答えず前を向いたまま、ヒロの手が私の手を握った。 胸の奥が、ちくちくする。 「久しぶりだね。こんなに早くに帰れるの」 赤い顔を見られたくなくて、下を向いたまま私はヒロに話しかけた。