…くやしい。 …俺だけが、あいつのこと覚えてて、 …俺だけが、あの夏のことを覚えてる… 俺だけが───────… 「はーーーっ」 手の甲で目を隠して、溜め息をついた。 「むかつく…」 なんで… 「…なんで、俺のこと覚えてねーんだよ…」 ボソッとそう呟いて、そのまま眠りについた。