あたしは必殺技であるパンチをおみまいしようと、一歩前に出ようとしたら──── ツルッ 床で足を滑らせてしまった…。 「きゃっ…」 バランスを失い、よろけてしまう。 「やっべ…危な…」 このままじゃ後ろに倒れ─────── ───グイッ あたしの腕が引かれて、 ────────ドサッ そのまま床に倒れた。 「いったぁ…」 ふと、シャンプーのいい香りを感じて、 ゆっくりと目を開けた。 そして、 再び、あたしの心臓が止まった。