足が震える
それをこらえて
長くて重い髪の毛を引っ張りながら
1つのドアを開いた

すると
今までずっとグレー色の壁や床だった部屋じゃなく、オレンジ色や紫色やいろんな色がある。

この感じなつかしい,,,
幼くて自由だった頃の自分に戻ったみたいだ

そして長い長い通路を通ってもう1つのドアを開いた

鍵はかかってない
きっと私が逃げ出すとは思わなかったんだろう

「わぁ,,,」
すごい,,,

「花だ」

覚えてる
花だけは,,,

私が自由だった頃
花だけはすごく好きだった

見た目だけじゃない
花には意味が込められてる。バラなら愛情。ガーベラは感謝。
花だけは大切にしたくていつも頭の中は花だけだった。

あともう記憶にない 私の好きな人

何で花より好きなのに忘れてしまったんだろう