「あのさ、敬語。
やめろって言ったよね。」


「あ…ごめんなさい。」


「嫌がらせ?」


「…ご、ごめん…。」



ギロリと光る黒水晶に思わずビクンと上がる肩。




『皇帝』
それが彼の学校での立場。


誰も彼には逆らわない。
無敵のエンペラー。