冬になりかけの暑いとも寒いとも言えない10月の始め。
私は付き合って4ヶ月になる彼氏がいた。
そしてその彼氏と一緒に暮らすためにお金が必要で慣れないカラオケのバイトを始めた
バイトがキツク彼氏ともなかなか連絡がつかず喧嘩ばかりの毎日に私は少しばかり飽き飽きしていた所だった。

「おはよぉございます」

いつも通り私はバイトにでた。
始めましての人が多く今日も私は自己紹介を何人かの人とかわしていた。
いつも通り挨拶を交わした時優しく笑う、ブラウンの短髪に銀縁のメガネが似合うあなたに気づけば恋をしていたのかも。

「おはよう、えーっと河野夏季です、適当によろしく」

「よろしくです」

私より遥かにとしが上で大人の夏さんに恋をしてしまった。
彼女がいても関係ないとおもっていたのがきっと間違いで
この時あなたに深入りしすぎた私がおちめなの。

誠の恋をするものは皆、目で恋をすると言う。
私もそう、あなたの優しく笑う笑顔になにげない優しさに恋をしたの。
私は彼氏への罪悪感があなたの気持ちの邪魔をして
夏さんは私への優しさが邪魔をする