*突然の転校* カーテンの隙間から 通る太陽の光を浴びて 私は目を覚ます。 「ん...」 目を覚ましても 生きているという 実感がしない─。 しばらく、ぼーっとしていると リビングから声が聞こえた。 ???「瑠愛、起きてる? 下に来なさい」 嫌いな声が響く。 お母さん...なんて言いたくもないね。 私は一度も親を お母さん。お父さんだなんて 思ったことがない─...。