現実は...現実はこんなに 甘くなかった─...。 教室に戻ると 翔が抱きついてきた。 翔「瑠愛~。翼さんと何してたの?」 瑠愛「何って...理事長室で大事な話してたの」 翔「どんな話~?」 瑠愛「...秘密」 翔「けーち」 唇を尖らせる翔は 本当に癒される。 でも...、ごめんね。 まだ、話せないや。 まだ...。 少しだけ、 時間を... 勇気をくれる 時間を ください。