*目覚めのとき* …暗いくらい闇の中─ 奥へ進んでも走っても…永遠闇。 誰もいない。 真っ暗で音もしない。 タッタッタ 私の走る音が暗闇に静かに響く。 …怪しげに。 奥へ奥へ進むと…ちっちゃい子。 ミルクティー色の髪の毛が腰まである。 私はその子に話しかける。 私「ねぇ、何してるの?こんなところで。」 彼女はこちらを振り向く。 …暗闇の中にただ1人静かにいたのは、 紛れもなく…瑠愛だった。