あたしのあの質問だけで何を探していて慌てていたのか予想がついた様な郁斗。





「ここから校門の様子は見えるけど、確認してみたら⁇」




「あら、流石ね郁斗」




「どーも。まあ、見た感じあそこに居るのがあいつだろ⁇」




「そうよ。一瞬で見つけるなんてホント何というか……」




「っるせーな‼別にいいだろ⁉︎」




「あら、あたしはそんな変な事言ってないけど⁇あ、持ってるわ」




「………ホントよくあいつお前の事なだめられるな」




「それはあの子の才能じゃない⁇じゃ、あの子待ってるから行くわね」




「………話が全く理解できないんだけど」




「「あんた(お前)は理解出来なくていいの」」




………ホントに、最悪ね。





予想以上に時間食ってるじゃない。





早く行かないと花鈴が拗ねちゃう。





「じゃ、ホントに行かないと拗ねちゃうから」




「なら、そろそろ俺たちも帰ろうぜ郁斗」




「ああ、そうだな」




「じゃ、そういうわけで行こうか、冴崎さん」




「………は⁇」