「聞いてねえよ!!!」




「あ、じゃあ今言ったわ」




まだ変装しろって煩い郁斗はもう放置でいいや。





「いただきまーす」




お母さんが作ってくれた朝食を食べる。





いつもはお弁当作った時の残りとか食べてるから、ちゃんとした朝食は久々。





「やっぱりお母さんの料理美味しい〜」




「郁斗も早く食べないと、時間無くなるわよ〜⁇」




「……花鈴、ちゃんと説明しろよ」




渋々といった感じで朝食を食べ始める郁斗と対照的に。





「あー、美味しかった♪ごちそーさま‼︎」




「あ、おい‼︎花鈴!!!」




洗面所に行き、残りの支度を済ませると。





部屋に戻ってスクバを持ってリビングへ。





「あら⁇花鈴、時間は大丈夫なの⁇」




「うん、今日は始業式だからゆっくり行くんだ」




ソファーに座ってのんびりしてると。