新婚旅行が済むまでは実家で暮らして、徐々に比企家に慣れるよう、私物を運び入れるのを兼ねて週末だけ泊まりに来る、という取り決めが結婚前にされていたんだけど、オレが家を出てからそれが施行され出したのだ。
オレと茉莉亜さんは結構仲良しだけれど、だからといって義理の弟が同居している家に宿泊するってのは気分的にちょっとね。
だからやっぱり早めに家を出たのは正解だった。
自宅敷地内にある会計事務所、つまり茉莉亜さんの職場は隔週で土曜日も出勤しなければならず、どちらの場合でも対応できるように、彼女は土曜日の夕方から日曜日の夕方までを比企家で過ごす事になっている。
そして何とな~く土曜日の夕飯は母さんと茉莉亜さん共同で、日曜日の朝食は母さん、そして昼食は茉莉亜さんが作る、という流れが出来ていた。
ま、そのうちの数回は兄ちゃん達は外食になった事もあったみたいだけど。
オレも休みの日に実家に出入りはしているけど、茉莉亜さんの手料理を振る舞ってもらった事は、実はまだないんだよね。
まず、休館日である金曜日に実家を訪れても、その日は彼女は仕事なので家の方にはいない。
チャンスがあるとしたら土、日休みの時だけど、休日の午前中は室内の本格的な清掃作業か、もしくは少し遅くまで寝ていて、昼食(起きた時間によってはブランチ)を食べて一息ついてから「さて、ちょっくら様子を見に行ってみるか」って感じで実家に向かうので、着くのはだいたい13時から14時の間である。
また、あんまり遅くならないうちにアパートに戻りたいので、いつも17時前には実家を後にしていて、滞在するのは正味3、4時間という事になる。
そしてもちろん、休みだからといって、必ず実家に帰る訳ではないしね。
早く一人暮らしに慣れなくちゃいけないんだから、基本、こっちで過ごすようにしないと。
そんなこんなで、茉莉亜さんが比企家で料理を作って出すタイミングと、オレの訪問するタイミングとが微妙に合わず、今までずっと食べ損なっていたのだった。
するとある日兄ちゃんが、オレを不憫に思ったのか、自慢のお嫁さんの美味しい手料理をどうしても食べさせたいのか、はたまたその両方であるのか、『次に来られそうな土日の休みはいつだ?それに合わせて茉莉亜が料理してくれるらしいから』とわざわざ電話をかけて来てくれて、確認を取ってくれた。
オレと茉莉亜さんは結構仲良しだけれど、だからといって義理の弟が同居している家に宿泊するってのは気分的にちょっとね。
だからやっぱり早めに家を出たのは正解だった。
自宅敷地内にある会計事務所、つまり茉莉亜さんの職場は隔週で土曜日も出勤しなければならず、どちらの場合でも対応できるように、彼女は土曜日の夕方から日曜日の夕方までを比企家で過ごす事になっている。
そして何とな~く土曜日の夕飯は母さんと茉莉亜さん共同で、日曜日の朝食は母さん、そして昼食は茉莉亜さんが作る、という流れが出来ていた。
ま、そのうちの数回は兄ちゃん達は外食になった事もあったみたいだけど。
オレも休みの日に実家に出入りはしているけど、茉莉亜さんの手料理を振る舞ってもらった事は、実はまだないんだよね。
まず、休館日である金曜日に実家を訪れても、その日は彼女は仕事なので家の方にはいない。
チャンスがあるとしたら土、日休みの時だけど、休日の午前中は室内の本格的な清掃作業か、もしくは少し遅くまで寝ていて、昼食(起きた時間によってはブランチ)を食べて一息ついてから「さて、ちょっくら様子を見に行ってみるか」って感じで実家に向かうので、着くのはだいたい13時から14時の間である。
また、あんまり遅くならないうちにアパートに戻りたいので、いつも17時前には実家を後にしていて、滞在するのは正味3、4時間という事になる。
そしてもちろん、休みだからといって、必ず実家に帰る訳ではないしね。
早く一人暮らしに慣れなくちゃいけないんだから、基本、こっちで過ごすようにしないと。
そんなこんなで、茉莉亜さんが比企家で料理を作って出すタイミングと、オレの訪問するタイミングとが微妙に合わず、今までずっと食べ損なっていたのだった。
するとある日兄ちゃんが、オレを不憫に思ったのか、自慢のお嫁さんの美味しい手料理をどうしても食べさせたいのか、はたまたその両方であるのか、『次に来られそうな土日の休みはいつだ?それに合わせて茉莉亜が料理してくれるらしいから』とわざわざ電話をかけて来てくれて、確認を取ってくれた。

