主人公の比企翼は、兄の結婚が決まったのを機に実家を出て、一人暮らしを開始することになった。

しかし彼が契約したアパートは過去に死亡事故が発生した訳あり物件であった。

不可解な現象を数回経験した後、翼は、それを起こしていた部屋に住み着く男の子の幽霊、聖の存在に気が付く。

そして、ひょんなことからその現場に居合わせた隣室の住人吾妻理貴と共に、聖を成仏させるべく行動を起こしたのだった。

無事に聖を見送り、日常に戻った翼は、この上ない哀しい別れの記憶を払拭する、素晴らしい出逢いが未来に待っている事を確信し、安堵と喜びの涙を流したのであった。