それに耐えられなくて、膝に置いた手に顔を向ける。
彼と出かける度に多くの蔑む視線を受けなければならいと思うと、なんだか憂鬱になってくる。
「新婚旅行どこにするか決まりましたか?」
不意に声を掛けられ顔を上げた。
「……いえ、まだ」
「そうですか。瑞希さんは何が見たいですか?」
見たいもの……?
うーん、なんだろう……。
暫く考えてポツリと呟いた。
「……マンボウ」
それを聞いた彼が一瞬固まったのが分かった。
「マンボウ……ですか?」
余りにも間抜けな答えに徐々に恥ずかしくなってきた。
彼と出かける度に多くの蔑む視線を受けなければならいと思うと、なんだか憂鬱になってくる。
「新婚旅行どこにするか決まりましたか?」
不意に声を掛けられ顔を上げた。
「……いえ、まだ」
「そうですか。瑞希さんは何が見たいですか?」
見たいもの……?
うーん、なんだろう……。
暫く考えてポツリと呟いた。
「……マンボウ」
それを聞いた彼が一瞬固まったのが分かった。
「マンボウ……ですか?」
余りにも間抜けな答えに徐々に恥ずかしくなってきた。

