旦那様は冷徹社長!?~政略結婚は恋の始まり~

「……マジ緊張したー……」

 ――え?

 思わず塞ぎ込む彼を見つめる。

 彼はカウンターに掴まった状態で顔だけ上げると照れたように笑った。

「断られたらどうしようかと思いました」

「――そんな!……断るだなんて……そんな事しません」

 両手を胸に当てたまま困った様に言う私を彼が驚いた顔で見る。

「私は……私はずっと雅也さんが好きでした……出逢った時から……ずっと……」

 そう言うと頬にまた涙が伝う――。

 ずっと言いたかった想い……。