「いえ、まだプロポーズはしてません……」
彼もまた、カウンターに置いたジュエリーボックスの指輪を見つめるとそう答えた。
「そう……ですか」
心臓をナイフで何度もズタズタに刺されるような鋭くて激しい痛みが走る……それはあまりにも激痛で立っているのが精一杯だった。
まだ……って事は、相手はいるってこと……。
激しい痛みと共に、見えない相手に憎悪な感情が沸き上がってくる。
そんな権利……私にはないのに――。
「上手く行きますかね?」
「――!?」
困った顔をしながら微笑む彼。
――酷い人。
彼を好きだった私にそんな質問してくるなんて……。
どれだけ私を惨めにするの――?
彼もまた、カウンターに置いたジュエリーボックスの指輪を見つめるとそう答えた。
「そう……ですか」
心臓をナイフで何度もズタズタに刺されるような鋭くて激しい痛みが走る……それはあまりにも激痛で立っているのが精一杯だった。
まだ……って事は、相手はいるってこと……。
激しい痛みと共に、見えない相手に憎悪な感情が沸き上がってくる。
そんな権利……私にはないのに――。
「上手く行きますかね?」
「――!?」
困った顔をしながら微笑む彼。
――酷い人。
彼を好きだった私にそんな質問してくるなんて……。
どれだけ私を惨めにするの――?

