旦那様は冷徹社長!?~政略結婚は恋の始まり~

 額に手を当てたまま黙る彼を今度は私が目を丸くして彼を見る。

 全部彼女の嘘って事――?

「あの……じゃあ煙草は?」

「煙草?……俺は吸いませんけど……何を今更」

 彼は額から手を離すと頬杖をした。

 それを聞いて顔が引きつる。

 あの秘書――!

 信じらんない!!嘘ばかりじゃない!!

 それに一々傷ついていたなんてバカみたい!

 苛々が顔に出ていたのかムスッとした顔をしながら朝食を食べていると彼に笑われてしまった。