旦那様は冷徹社長!?~政略結婚は恋の始まり~

「あ、そう言えば俺の秘書が変わりましたのでまた紹介します」

「え!?」

 思わぬ言葉に大きな声で驚き彼を見る。

「辞められたんですか?花崎さん……」

 驚きの余り固まって目をパチパチ瞬きをする

「ええ、悪阻が酷いみたいで一昨日退社したんですよ」

「――つわり!?」

 彼がサラッと言った仰天発言に思わず耳を疑う。

 だ、誰の子!?

 目の前にいる彼を思わず疑いの眼差しで見ていると、彼がそんな私の視線に気づいた。

「……なんですか?その目」

 呆れ気味で見てくる彼に動揺して視線をそらす。

「いえ……」