旦那様は冷徹社長!?~政略結婚は恋の始まり~

「貴女には本当に感謝してます。あの時怒鳴ってすいませんでした」

 彼が再び私を見ると、頭を下げてきた。

「やめて下さい……雅也さんが頑張っているときに勝手な事をしたのは私ですから」

 彼が下げた頭をゆっくりあげると彼の瞳と視線がぶつかる。

 お互い暫く見つめ合っていると、どちらともなくクスクス笑いだした。

「瑞希さん……」

 笑っていた彼が不意に真剣な眼差しをした。