「俺、許せなかったんだよ。」
ジュースを一口口にふくみ、一息ついてから話し出す。
「市谷はなにも悪くないのに、
どっちかっつうと、付きまとって一緒にいようとしたのは俺なのに
勝手な勘違いで市谷が傷つけられようとされてたのが。
市谷を馬鹿にして、巻き込んで、嫉妬に狂う理奈が許せなかった。」
「そんなの、いいよ・・・。」
「よくないって!
俺のせいで、本当にごめん。」
俺は謝りたかったんだ。
俺のせいで、巻き込まれたから。
俺が一緒にいたせいで傷つくところだったんだから。
「それで・・・・あんなことしたの?」
静かに頷く。
母親に諭されている子供の気分だ。
自分のしたことが間違っているのはわかっているけど
でも、どうしてこうなったのか、ちゃんと理解してほしい。


