さっそく放課後。
市谷の後を追って教室をでた。
「章吾~また明日な~。」
「お~!」
友達の声にこたえたりしていると
チラチラと市谷は俺を見ている。
そして、ちょっと早足になった。
校門をでたところくらいで、市谷に声をかける。
はじめの図書室のときと同じようにビクッと肩を震わせる。
そして、なにも言わない。
そのままスタスタと歩き続ける。
・・・無視か。
まあ、これくらいのことは覚悟してたし。
「おい、待てよ。」
俺はめげずに市谷の横を確保。
市谷は、フンッと俺から顔を背ける。
くっそ・・・。
この女。
どれだけ、俺を傷つければ気がすむんだ。
おまえの言動ひとつひとつで、どれだけ俺が一喜一憂してるか、わかってるのか?


