「どれくらい避けられてんの?」
「一週間。」
「けっこうだな。」
玲二の苦笑いにまた落ち込む。
やっぱり、他人から見ても長いのか。
「でも、大丈夫だ!
こういう状況は、相手の気持ちを知るには絶好の機会なんだよ。」
「え?そうなのか?」
「ああ。
避けられたら、とにかく付きまとえ。」
「はあ!?」
そんなことしたら、余計嫌われるんじゃないのか?
うざいって思われるんじゃ・・・。
「それでわかる。
相手の行動パターンは二つ。
もっと避けられて気持ち悪がられるか
あきらめて話してくれるか。
話せたら、とりあえず謝りまくる。下手(したて)にな。
口答えせず、ただ頭をさげまくる!」
「おい、もっと避けられたらどうすればいいんだよ?」
「・・・・知らん。」
え?
「だって、俺もっと避けられたことないから~。」
ちょっと自慢げに言うからムカつく。
「まあ、とにかくやってみろって。
避けられて、話さないようになっていけばいくほど距離って開くぞ。
それこそ、近づくどころか元に戻れなくなる。」
そう、だよな・・・。
このままでいてもしょうがないし。
なにか行動を起こさないことには。
「わかった。ありがとう。」
そう言うと玲二は「がんばれ!」と言ってくれた。


