「なあ、人に好かれるにはどうしたらいい?」
「はあ!?」
だって俺、こんなこと今までなかったんだよ。
誰かに好かれたい、なんて思ったこと。
「なに、章吾、好きな奴いんの?」
玲二とは、わりと長い付き合いだ。
だから、はじめて俺がこんなこと言って興味津々らしい。
「章吾、初恋ってやつ?」
初恋、かあ・・・・
こうして、避けられてやっぱり思った。
俺、やっぱ本気だ。
市谷に、本気になってるんだ。
玲二になにも応答せず、ただ机にうなだれる。
「苦しい・・・。
きつい。辛い・・・・。」
「重症だな。」
本当そうだ。
こんな重い症状耐えられねえよ。
もう、マジ死ぬ。
俺このままだと死ぬって。


