「早く、服、着ないと。」 理奈に、いつも俺に向けてくれていた優しい笑顔、声を向ける。 「・・・・。」 理奈は放心状態で、ボーっとしている。 「なにやってるの?早く!」 「え、あ・・・・」 あとからあとから流れる涙もそのままで、 理奈は市谷に言われるとおり服をきた。 市谷は、理奈にブラウスの上から 自分のきていたカーディガンをかけてやっている。 「行こう。」 理奈の肩をそっと抱き、 俺たちを一度も振り返ることなく、 そのままでていった。