「あなたたちが、藍田くんを好きなのはわかる。
でも、好きな理由がおかしいと思う。」
「はあ!?」
「藍田くんのいいところ、ちっともわかってない。
藍田くんはすごく素敵な人。
外見じゃなくて、中身がすごく素敵な人なの!!」
外見じゃなくて、中身・・・・。
そんなこと言ったの、おまえが初めてだよ。
「そんな素敵な中身をちゃんとわかってないなんて、
あなたたち、かわいそうな人。
もっと藍田くん自身を見てあげてよ!」
ぼちたにの聞いたことのない怒声。
「それで藍田くん自身を好きになってあげてよ!
藍田くんは、あなたたちが思ってる程度の人じゃない。
もっともっと優しくて、あったかくて、素敵な人なの!!!」
泣きそうに、なった・・・・。
こんなこと、本当にはじめてだよ。
俺自身を見てくれる人なんていないって、俺はどこかあきらめていた。
所詮外見。所詮周りの評価。


