女子の嫉妬ほど怖いものはない。
嫉妬にくるった女子は、相手を身体的にも精神的にも傷つけることをなんとも思わなくなる。
でも、今までの俺はそんなことが起こっていることを知っていても
知らないふりをしてきた。
だって、俺自身それで助かってたから。
被害にあった女子は、加害者の女子の睨んだとおり、俺に少なからず好意があった。
だから、被害にあって俺に近寄らないようになって
俺は楽だった。
自分で断る手間はぶけたって。ラッキーって。
めんどくさいことが嫌いだから、その程度にしか思っていなかった。
・・・・でも。
ぼちたには違う。
ぼちたにが、俺に近寄らないようになってほしくない。
二人の時間を、これからも過ごしたい。
もっとぼちたにのいろんな表情、しぐさを見たい。
それに、ぼちたにが傷つく姿は絶対に見たくない。
しかも俺のせいで、なにも悪くないぼちたにが傷つくなんて。
そんなの許せない。
そんなことした奴らを、俺は許せない。
なんでこんな風に思うんだ?
ぼちたに相手だと、なんでこんな風になるんだ?
自問しても答えはでなくて
とにかくぼちたにを探す。
俺の予感・・・・はずれてくれ。


