「はあ・・・・。」
カラオケをでると、すぐに横から大きなため息が聞こえた。
「どうしたんだよ?」
ビクッと俺をみて、あわてたように首をふる。
「疲れたのか?」
俺をごまかせると思うな。
ぼちたには、観念したように少し笑ってこくりと頷いた。
「俺、おまえがこれに参加するって聞いたとき、すっげえ驚いた。
ぼちたに、こういうの苦手そうだったから。」
「・・・・そう、だね。」
「やっぱり。なんで?」
「・・・高望み?」
はあ?
高望み?
答えになってないし。
「わたしなんかでも、クラスの子と遊べるって自信をつけてみたくなって。」
「自信?」
頷いて、続ける。
「藍田くんの影響かも。」
目だけで、俺を見上げる。
めがねの上からちょっと見える本物の瞳。


