ぼっちな彼女に溺愛中

「おい章吾・・・。

イチャついてんじゃねーよ。」

「いいじゃん、別に。」

こいつ・・・

イチャついてる自覚あったのかよ。

一方のぼちたにさんは、俺の言葉にもっと顔を赤くして「もう!」と章吾をにらんでいる。

でも、そんな睨んだ顔でさえ、美少女だと可愛い。

あんな大きな目で、しかも潤んだ状態で睨まれても、正直怖くないし、

たぶん、あの目を向けられたら、俺ですらドキッとすると思う。

章吾は、案の定、ぼちたにさんから顔をそらして、ハンバーガーで顔を隠している。

耳は赤い・・・

へえ~章吾って、照れたらこんな感じか。

俺は、レアな章吾を見られてちょっと得した気分。

「なに赤くなってんの?」

「うるせーよ、玲二。黙ってろ。」

俺をにらんで、また顔を隠す。

おもしれー、こんな章吾、なかなか見られねーな。

「なんで章吾くんが赤くなるの?」

ぼちたにさんは、自分のせいで章吾がこうなってるなんて、露ほども知らず不思議そうに首をかしげる。

あー。天然かー。

章吾や俺の周りには、確かにいないタイプだな。

天然を装う奴は星の数ほどいるけど、正直そんなのバレバレだし。

でも、ぼちたにさんはマジで天然なんだろうな。

どうりで、今まで章吾があんなにアプローチしてても、全然気づかなかったわけだ。