ぼっちな彼女に溺愛中

マジできれいな子だなー。

俺に何の用?ていうか、俺の名前、今呼んだよな?

「ごめん、えっと・・・」

記憶を必死でたどっても、やっぱりこんな子知らない。

「君、名前は・・・『愛樹~!』

俺の質問が終わらないうちに、その子は別の男の声によって振り返った。

は?愛樹・・・?

え、今愛樹って言った?

「藍田くん!神矢くん、いたよ。」

小鳥のさえずるような可愛らしい声で、紅い唇から紡ぎ出される言葉。

いや、待て。ほんと、ちょっと待って。

「あーいた?つか、愛樹。また名前。」

「あ、ごめんなさい!章吾、くん?」

目の前の女の子は、ちょっと赤くなりながらも首をかしげて章吾を見上げる。

その対応に、にやけながら満足そうに頷き、女の子の手をにぎってから、俺の方を見る章吾。

「わりい、玲二、待ったか?」

ほぼ放心状態の俺に問いかける。

「おーい、玲二?どした?」